祈願一つで生まれ変われた
笑顔を作ることはできたもの、子供たちの顔を見たらまた泣いてしまいそうだったので、子供たちが帰ってくる前に、『平静を保てますように』としっかり祈願しました。
おかげで子供たちの前で涙を見せずに済みました。
その晩私は、「幸福の光2 悩み別すがり方参考書」を再び取り出し、健康の悩みの項目を読みました。
第二子のことで悩んでいた時と同じく、まずは自分自身を見つめ直すことから開始。
健康を害した原因として挙げられているもので、当てはまるものはないか探しました。
私に当てはまったものは以下の通りです。
自分の心の在り方
〇 自分の心見つめ直したり、神、直視に頼る心を欠いていないか
一難去るごとに、おざなりな祈願に戻り、自分を見つめ直すこともやめ、神様に頼る心も日に日に薄くなっていました。
〇 生あることに感謝を忘れていないか
生きていることがあまりにも当たり前で、日々感謝するという概念が欠けていました。
〇 自分の器を超えて欲を求めすぎていないか
食欲旺盛な私は、満腹になっても食べてしまう傾向にありました。美味しいものを家族に残さず全部食べてしまったり。また、経済的にゆとりがある人を羨む傾向もありました。
〇 肉体の親である両親、先祖に感謝を忘れていないか
親に夫の愚痴を漏らしてしまったことが幾度もあります。それが親不孝につながっていたと思います。それに、親の優しを当たり前に感じ、感謝心が薄かったです。祈願の時に、合わせて仏様にご挨拶をしますが、いつも投げやりな挨拶ばかりで、仏様を思う気持ちが欠けていました。
〇 人のことを恨んだり、憎んだり、見下げたり、悪の心を持っていないか
夫への不平不満、恨み、憎しみ、見下げる心がありました。また、数年前義理の母と口論になり、それ以降彼女を恨む心が取れませんでした。
〇 周りの人々に感謝し、愛をかける心遣いを欠いていないか
自分中心になってしまうことが多く、周りの人に感謝する余裕を欠いていました。また、夫、義母への恨みから、いつも良くしてくれる義祖母にまで冷たい態度を取っていました。
過去の過ち
〇 道を外した行動を取ってこなかったか
若い時は不摂生をしがちでした。欲に負けた行動をしたこともあります。
〇 親不孝してこなかったか
親に心配ばかりかけてきました。
〇 方位の過ちはなかったか
旅行、引っ越し、家の建てかえ等で、もしかしたら方位を侵していたことがあったかもしれません。
生活の仕方
〇 暴飲暴食や偏った食事、また過度の節食など、食生活の乱れはないか
食べ過ぎて体調を壊すこともあったのに、食欲を抑えられない生活が続きました。
〇 交通規則を初め、人の道である様々な規則を破っていないか
横断歩道で時々信号無視をしたり、その他知らず知らずのうちに規則を破っていたかもしれません。
原因がわかったら、祈願と共に改善に努めます。
自分の心の在り方を改める
〇 生あることに感謝し、明るい心で暮らす
痛みや苦しみも、神の教えに沿ってすがっていけば必ず抑えられていく。今どれほど病気や怪我で苦しんでいても、命さえあれば神直視にすがっているため、必ず生きる喜びを味わえる。命はすべての根本。生あることへの感謝を忘れないようにすること。そして、毎日を明るい心で生きていくこと。
〇 自分の運命の器を悟り、人と比べないようにする
健康面でも人それぞれの器がある。同じ病気であっても、病状や、その変化にも人によって差がある。だから人と比べてはいけない。神。直使にすがっていれば、その人の因縁の深さと心の悟りに合わせて、お守りくださる。
〇 体のことも、その他の願いも、神、直使に任せて焦らないようにする
神、直使にすがっていれば、必ずその人にとっての良い方向へと導いて下さる。まずは、ほとんどの人に症状の変化をもって神の実在を表して下さる。そして、その人の運命実体に合わせて、救いの道へと導いて下さる。必ず救っていただけると信じ、すべてを神、直視に任せ、焦らずにすがっていく。どうしても焦ってしまう時は、その気持ちを神、直使に訴え、「神、直使を心から信じられるようにしてください。そして、任せられる心にしてください」と祈願する。
〇 神、直使に、親、先祖に、周りの人々に感謝の心を持つ
人間は自分一人で生きているわけではない。だから、心の親である神、直使に対し、肉体の親である両親、先祖に対し、そして、自分を支えてくれる周りの人々に対して感謝の心を持つ。恩に報いる愛ある心遣いをする。
過去の過ちを清める
〇 神の教えに照らして自分の心を振り返る
道を外した行動をしなかったか、親不孝をしたことはないか、方位の過ちはないか、自分の過去を振り返ることが大切。
〇 反省したことを一つ一つ神、直視にざんげし、詫びる
自分自身を振り返り、気づいた様々な事柄を、神、直使に心を込めてざんげし、詫びる。本心からざんげし、詫びれば、心の親である神、直使はお許し下さる。
生活の仕方を改める
毎日規則正しい生活をし、自分の体調や器に応じた食生活をする。睡眠を十分にとり、自分なりに健康管理に配慮する。自分の体調に合わせて無理をしないようにし、体調を事細かく祈願で報告しながら生活する。
正しい処置をする
〇 患部に手を当て、症状が和らぐよう祈願する
祈願の際は、どこがどのように具合が悪いのか、いつからそのような症状なのか、原因と思われることは何か、など、具体的に述べる。そして症状が少しでも早く治まるようにと祈願する。痛み、苦しみ、辛さが和らぐまで熱意をこめて祈願する。
〇 症状に合わせて医学的な治療を受ける
〇 医学的な治療も祈願と共に受ける
薬を服用するときも、その効果があるよう、副作用が抑えられるよう祈願する。病院へ行くときも、正しい診断が出るよう、医師から的確に指導してもらえるよう、自分に合った最良の治療が受けられるよう事細かく祈願する。そうすることで、治療の効果も大きく表される。
開運を目指す
病気や怪我で苦しんだり、健康に恵まれないのは、自分自身をとりまく悪い因縁に原因があり、そこに心の在り方などが重なって悩みを生み出す。悪い因縁を断ち切り、良い運命実体の自分になること、つまり開運を求めることが必要。神、直使にすがり、神の教えを守って暮らしていけば、どれほど深い因縁があっても、大難が小難に、小難が無難にとお守りいただける。少しずつ悪い因縁も断ち切れ、開運へと近づいていける。
その日の夕方、私は30分近く祈願をしました。
過去の反省をしていると自分の至らなさを思い知り、自然と涙が出てきました。
症状の詳細、その時感じていた恐怖を赤裸々に語り、
「大山ねずの命を信じ切って、頼り切って、任せきることができますように。どうか心を軽くしてください」
こう祈願すると、それまで絶望の淵で弱り切っていた心が、みるみるうちに立ち直り、信じられないほど明るい気持ちになったのです。
ただ単に元気を明るい気持ちになっただけでなく、それまでとは明らかに違う心持になっていました。
子供たちに対する愛情が溢れかえり、日々変化し続ける子供の成長を、一瞬たりとも見逃したくないと思うようになった上、夫に対する恨み辛みはすっかり消え、代わりに、とことん優しくしてあげたいという愛おしさがこみ上げてきたのです。
信じられない心の変化です。
まるで生まれ変わったような気分でした。
不安で眠れないかもと思っていたのが嘘のように、その晩、私はぐっすり眠ることができました。